~家具職人と大工さん
銭湯のベンチ             
横須賀の銭湯が廃業になり、処分される予定だったベンチの再転です。
下記の小さな写真がもとの状態です。これを1人掛けと2人掛けの椅子に分けて使えるようにしました。
古い材に新しい脚をつける時は、あまり細かい加工をすると欠けてしまったりすることもあるので、単純に穴を空けて差し込むことにしました。
もとのベンチの背もたれが前過ぎで低すぎるため座り心地がイマイチだったため、もとの材に継ぎ足して背もたれの位置を変更しました。
並べて使う時に1人掛けの椅子の肘掛けを広くとり、2人掛けの椅子のひじかけがその中に隠れて一体のモノに見えるようにしました。
元々のベンチの味わいを残しつつ、使い勝手の良いモノが出来るように考えながら作りました。

折り畳み式縁側テーブル             
再転の目指すモノ作りの考えから、ほぼすべての部材を、廃材を利用してつくりました。
天板は古い民家の縁側に張られていた檜の板です。
まるで縁側を切り取って持ってきたかのようなテーブルになりました。
ピンを外すと脚が天板の中に折り込まれます。

茶箪笥みかん箱             
古くて所々が壊れていた茶箪笥の壊れた部分を切り取り、そこにみかん箱を嵌め込んでみました。
茶箪笥としての機能を残しながら、みかん箱は飾り棚として使えるように作りました。
質感の違うものを合わせることである違和感を感じてもらいたいと考えて作りました。
 
  

ラワンの吊り戸棚            
オーダーメイドで作製したラワン材の吊り戸棚です。
大きなお皿も収納したいとの要望でしたので、縦長と横長の2つの箱を作り、高さに変化をつけてみました。
横長の箱の蓋はいろいろな素材の接ぎ合わせてみました。跳ね上げ式の蓋なので、重さを考慮してリフトアシスト式の金物で取り付けました。
上部にモノが置けるようにつけたガードの部材がニョロニョロみたいでかわいいです。